久しぶりの獣医師大野敦史です。
声は戻ってきたんですが咳がなかなか治まりません?
ですがなんとか生きてます笑

さて今日は猫と音楽の話です。

そんな哲学的な話じゃないですよ？そもそもそんな話できないし笑

最近見た論文でこんなタイトルのものがありました。

Evaluation of music therapy to reduce stress in hospitalized cats

これは入院中の猫ちゃんに音楽を聞かせたらストレスが軽減するかを調べた研究を論文にしたものです。

この論文によると入院中の猫ちゃんにクラシック音楽やcat-specific-music(これに関してはよく分かりません。分かる人いたら教えてください笑)を聴かせると、ストレス行動、あるいはそれに対する反応の一部が軽減すると言った結果が出ており、幾分か効果がある可能性が示されています。

気になる方はURL貼っときますね(普通いないよね笑)

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34930057/

実は猫と音楽の関係を調べた論文は他にもあります。

例えば

Effects of music on behavior and physiological stress response of domestic cats in a veterinary clinic

これは猫ちゃんに音楽を聞かせたら動物病院でのストレス行動が軽減して、ハンドリング(獣医師や動物看護師による身体検査や保定など)がしやすくなったというような報告が出ています。

こういう研究結果が出たことを考えると、今後大きな猫専用の病院が設立したとしたらそこではクラシック音楽が常に流れているような非常に優雅な環境になるのかな？とか、ゴリゴリの演歌が好きな猫とかヘビメタが好きなRockな猫もいるのかな？とかいろんな妄想が膨らむんですが、僕だけでしょうか？

もしかするとストレスが関連してくる猫の病気(特発性膀胱炎や心因性脱毛など)の治療に音楽が使われるみたいな未来がくるかもしれないですね。

ではでは今日はこの辺で?

こういう論文を探したり読んだりするのが楽しみな獣医師大野