2025/01/10
こんばんは
院長の野木です。
通院して頂いた猫ちゃんの飼い主さんから
『痩せていた体重も増えてきて元気にしています!』
との年賀状を頂戴しました。
ウレシイ♪ ありがとうございます!
獣医師としてのやりがいを感じる瞬間です😄
さて
今回は『ワクチンの中身』についてついてです。
前回はワクチン接種におけるガイドラインをお伝えしましたが、
ザクっと混合ワクチン(+狂犬病)にはどんな感染症に対する
ワクチンが含まれているのかをご紹介します。
下記表はさらっとでOKです。
上記:1〜5で5種、1~6で6種、1〜8もしくは10で8or10種の混合ワクチン
※WASVA:世界小動物獣医師会
※レプトスピラの血清型は250種以上あるが、4種類がワクチン化されている。
猫
上記:1〜3で3種混合、高リスク群(過去ブログ参照)には1〜4,5で4,5種混合ワクチンがあります。
↑見にくい、わかりにくい!
要約・補足すると、
犬
1:狂犬病ワクチンは、毎年接種が義務! 混合ワクチンは任意!
2:混合ワクチンは致死的な感染症の予防あるいは重症化を防ぐ!
3:混合ワクチンの中にコアとノンコアが混在している。
→コアのみの接種ができない!
4:毎年接種する必要があるのは、ノンコアの感染リスクがある犬!
ノンコア感染リスクとは…
パラインフルエンザ:トリミング、ドッグランなど犬が多く集まる場所に行くなど
レプトスピラ:アライグマなどの野生動物が出没する可能性のある場所に行く(あるいは住んでいる)
猫
1:3種混合は全てコアワクチン!
→初回ワクチンプログラム+翌年追加接種以降、毎年接種する必要なし
(過去ブログ参照)
2:ノンコアは、外出する猫には接種!
3:ノンコアを接種する場合は、ノンコアだけの製剤がないため
コア+ノンコア製剤を毎年接種…
ややこしや…
次回は、上記を踏まえて
当院が推奨している具体的なワクチンプログラム(その2)
をお伝えしますね。
終わり
過去のワクチンに関するブログは以下をご参照ください。
ワクチンの副反応について
ワクチンとは?接種する目的は?
『ワクチンの接種間隔』について