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野鳥のひなを拾ったんですけど… | のぎ動物病院

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皆さんご無沙汰しております。
獣医師の大野です。
最近気温の変化が著しいですが、僕は生きてます。

さて、動物病院に勤めていると時々タイトルのような相談を受けることがあるのでそれについてのお話です。

確かに親からはぐれた野鳥のひなであったりとか、負傷した野生動物を目の前にするとどうしても放っておけないですよね?
お気持ちはすごく良くわかります。

しかし、そのような動物を行政の許可なく保護することに関しては

鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律


という法律で禁じられています。

なので可哀想ですがもしそういった野鳥や動物を見つけられた場合は自然の摂理にまかせてそっとしておくか、お住まいの地域の市役所の担当部署や動物愛護センターなどに連絡をしていただくようお願いいたします。

また、地域によっては野生鳥獣救急指定動物病院(呼び名が異なる場合もあるようですが)なるものもあるようなのでそういった情報に関しても合わせて確認しておくといいかもしれませんね。

ちなみにここ宝塚市にはそういった病院はないようなので悪しからず?

さてここからはしがない獣医師の独り言。

実はこの問題って究極的には自然と人との関わり方っていうものすごく大きくて深いテーマに至ると思うんですよね。

鳥の雛や幼獣は親から逸れてしまったら捕食者の餌食になってしまう可能性は高い。

でもそれは自然の摂理であって、人間が介入することで捕食者たちの餌を取り上げてしまっていることにもなり得るわけです。

それはそれで捕食者たちが可哀想だと僕は思ってしまうのですが…。

うん、考え始めたらキリがないし文章力が限界を迎えているので今日はこれでおしまい!!!

最近喉と鼻をやられてしまった獣医師大野