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『ワクチンの中身』について | のぎ動物病院

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こんばんは

院長の野木です。
通院して頂いた猫ちゃんの飼い主さんから
『痩せていた体重も増えてきて元気にしています!』
との年賀状を頂戴しました。

ウレシイ♪ ありがとうございます! 
獣医師としてのやりがいを感じる瞬間です😄

さて

今回は『ワクチンの中身』についてついてです。
前回はワクチン接種におけるガイドラインをお伝えしましたが、 
ザクっと混合ワクチン(+狂犬病)にはどんな感染症に対する
ワクチンが含まれているのかをご紹介します。

下記表はさらっとでOKです。

狂犬病の症状や感染経路
犬の混合ワクチンに含まれる病気の症状及び感染経路
上記:1〜5で5種1~6で6種1〜8もしくは108or10種の混合ワクチン
※WASVA:世界小動物獣医師会
※レプトスピラの血清型は250種以上あるが、4種類がワクチン化されている。

猫の混合ワクチンに含まれる感染症の症状及び感染経路

上記:1〜3で3種混合、高リスク群(過去ブログ参照)には1〜4,5で4,5種混合ワクチンがあります。

↑見にくい、わかりにくい!

 

要約・補足すると、

1:狂犬病ワクチンは、毎年接種義務! 混合ワクチンは任意!

2:混合ワクチンは致死的な感染症の予防あるいは重症化を防ぐ

3:混合ワクチンの中にコアとノンコアが混在している。
コアのみの接種ができない!

4:毎年接種する必要があるのは、ノンコアの感染リスクがある犬


ノンコア感染リスク
とは…

パラインフルエンザトリミング、ドッグランなど犬が多く集まる場所に行くなど

レプトスピラアライグマなどの野生動物が出没する可能性のある場所に行く(あるいは住んでいる)



1:3種混合は全てコアワクチン

→初回ワクチンプログラム+翌年追加接種以降、毎年接種する必要なし 
(過去ブログ参照)

2:ノンコアは、外出する猫には接種

3:ノンコアを接種する場合は、ノンコアだけの製剤がないため

 コア+ノンコア製剤を毎年接種…


ややこしや…

次回は、上記を踏まえて

当院が推奨している具体的なワクチンプログラム(その2)

をお伝えしますね。

終わり

過去のワクチンに関するブログは以下をご参照ください。
ワクチンの副反応について
ワクチンとは?接種する目的は?
『ワクチンの接種間隔』について