マダニについて
こんばんは。獣医師の大野敦史です。
今日はマダニについてお話しようとおもいます。
マダニというのは皆さんがダニと聞いて真っ先に思い浮かぶやつです。

苦手な方はごめんなさいm(_ _)m
マダニの一番怖いところは原虫やウイルスなど、他の感染症を媒介するという
ところです。
犬に対して貧血や発熱を引き起こすバベシアやエールリキアなどの原虫を媒介
します。
人に対してはライム病といわれる細菌感染症や日本紅斑熱などのリケッチア感染症を引き起こします。また、近年ではSFTS(重症熱性血小板減少症候群)と言われるようなウイルス感染症を媒介していることも明らかになってきています。
犬にマダニが付いていると大体こんな感じに見えます。

「うちの子はノミダニの予防薬をしっかりつけたり飲ませたりしているから
噛まれないでしょ。」と思われる飼い主様も多いと思います。
しかし、ダニの刺咬はお薬だけでは100%防げるわけではありません。
ただ、予防薬をつけるまたは飲ませることによって早く落とすことはできます。
次はノミについてお話しします。Coming soon!!